おもちゃばこ

見て、聞いて、感じて、そして思った事

記念日

1年が経った。

彼に遊びに誘われ、スヌーピー展に行って、イルミネーションを見て、ごはんを食べた日から1年。

帰宅直後に電話されて、付き合ってくれませんか?と聞かれてから1年。じゃあ付き合ってみますか?と答えてから1年。


就活をしてた、卒論を書いてたっていうこともあったけど、盛りだくさんな1年間だったと思う。

この1年間で、どれだけわたしは恋愛と結婚に悩み、人生に悩んだことだろう。1年前の今頃、就活と恋愛の苦しみで体調不良に陥ったことが懐かしい。


1年経って気付いたけれど、六本木のイルミネーションはクリスマス限定でなかったのだな。去年の27日に光っていたものは、きっとクリスマス期間限定ではなかったのよね?

よくクリスマス明けで、彼もイルミネーションが見たいなんて言ったなあ。笑

そもそも、イルミネーションと言えるほど、立派なものでもなかったのにね。


1年が終わる前の、中途半端な記念日。

いつまで、これを思い出すのだろうかねえ。

家を家たらしめるのって実はすごいことなのではないかと、何日間かの洋服が脱ぎ捨てられた洗濯かごを片付けながらふと思った。

我が家は決して裕福ではないけど貧乏だと感じたこともないので、一般的な中流家庭であると思う。けど、3人が当たり前にベッドで眠って、洋服を着て出かけて、食事を料理に合った様々な皿で食べられる環境を整えるって大変なことだろうな。
家も車も洋服も、椅子も皿も家電製品も、本や鉛筆やトイレットペーパーも、全てが両親の稼ぎによって揃えられているのかと思うとゾッとした。
一体どれだけの金額を2人ははたいて、この家を存続させているのだろう。生きるって大変だ。自立して、楽にしてあげよう。

行動力の磨き方


行動力のあるひとは会話力がある
そんな気がする。

久々に会った友人と、彼の友人(初対面)との話がほんとに面白くて楽しい時間だった。もちろん二人はもともと気心しれた友人だという前提もあるけど、それ以上に二人の会話力が高かった。心地よいテンポで繰り広げられる、やりたいことばかりをやった彼らの面白い話を聞いては笑ってばかりいた気がする。


考えなしでひたすら好きなように行動するようなのもどうかと思うけれど、いつも守りの姿勢でいる自分には到底出来ないから、正直すごく憧れる。
しかも大抵そういう人は、話が面白くて明るい。私にないものを全部持ってて、羨ましいなって思ってしまう。

話は急に面白くできるようになれないから、言い訳を探す前にどんどん行動する人間になりたいと思う。
手帳に、まず夢を書くことから始めよう。話はそっからだ。

約束と友達

どういう人と付き合っているかでその人の人となりがわかる、
っていうのを昔に聞いたことがある。
一体誰の言った言葉かはよく知らない。

最近よく約束を守ってもらえないのは、私が不義理を繰り返しているからだろうか。
ヒトヅキアイを適当にやりすごしてきたから、そういう風に扱われてしまうのだろうか。


泊まりに来たいといっていた友達に二週連続でドタキャンされた。別の友達にも先月、当日になって断られた。よく思い返せば去年の夏も3人来ると言って1人しか来なかったなあと思うと、いかに自分が軽んじられていたのかが分かってたまらない。
私なら大丈夫なのだろう、と思われているのだろうか。泊まりにくるとなると私一人の約束ではなくて、布団の用意をしたりごはんの相談にのってくれたり手を尽くしてくれる両親の予定が変わるから、当日キャンセルを伝えるのは正直もうつらい。きっと、誰も呼ばないほうがいいのだろうな。親と自分のメンタルのために。

どうせ破られるなら約束なんてしないほうがいいな。
約束はいつも破るほうだから、たまに破られるとすごく落ち込む。せめてこれからは、約束を大事にできる人間でいよう。
友達からも、舐められてるのかな?って思わないような交友関係を築いていけたらいいな。

大人


イイモノを持っている人が大人だと思ったいたことがある。ブランド物の鞄や財布、時計、車。高級品を持てる人が大人なのだと。

でも、いざ自分が高級品を見て、触れて、持てるように、少しずつなってきて。いかに高級品を高級品として持ち続けることが難しいのかを知った。
イイモノは繊細だから、すぐ汚れ傷つき、くたびれてしまうのだと、この歳になって漸く気付いた。
ただ持つのではなく、イイモノをイイモノとして長く大事に使える人こそ、きっと真の大人なのだろうね。

持つだけの人から管理のできる人になろう。

わたしの成長


自分で感じる自己成長はプライドがなくなったことだと思う。今までプライドが高すぎたから、他人からの評価を多少気にしなくなれたのは成長だと思う。

絶対受からない簿記を受けに行っただけ、わたしは偉い。昔だったら不合格を恐れて辞退していたはずだから、開き直れるようになったのも大きな成長。




カップルごっこ


先月の終わり恋人と別れました。
恋人という表現が正しいのかも怪しいですが、とりあえず設定上はそういうことだったので、そういうことにしておきます。

かれこれ10ヶ月弱お付き合いをしていました。一度も、手すら触れることなく終わりました。21-2歳の男女とは思えない、中学生のような不健全な付き合いだったと自覚しています。

わたしに恋愛感情なるものが備わっていなかったこと、彼や彼と過ごす時間を大事に思えなかったこと、恋愛というものに幻想を抱きすぎていたこと、彼に度胸とアプローチ力がなかったこと、女心を分かろうとしなかったこと、がうまくいかなかった理由かなあと思います。
そもそも彼の一方的な好意の上で成り立っていた関係だったから、彼は半分諦めモードだった(と思う)し、私は私で向こうは付き合ってもらっているという考えだから自分から振らなくてはいけないという思考だったので、うまくいくわけのない関係でした。
結局わたしが「もしかしたら好きになれるかもな」と考えつつも会うたび連絡をとるたびにどんどん距離を置きたくなってしまって自然消滅を狙い、しかし中途半端にずるずる付き合い終わらせるタイミングを逃し続け、このまま付き合い続けても互いにメリットがない!と気づいてやっと彼の誕生日前に別れたいと伝えました。

メールで別れたいっつって、結局電話までもつれこみ関係は終わったわけなんですけど。

電話口では私からのメールを何度も読んだだとか、そろそろだと思ってただとか、なんだか色々言われました。電話でしか恋愛話ができないのは相変わらずで。
過去に私に言われて傷ついた言葉ベスト3とかまで言われたのもなかなかだったけれど、私としては振ってほしくて言った言葉に単純に傷ついていたのだなあと思うと相手の純粋さにより驚いたわけです。申し訳なさも、もちろんありましたけれども。
意外に想われてたんだな〜っていうのも別れ話になって初めて分かったし、10ヶ月もの間申し訳ないことをしたなあと思って、それから2.3日はメンタルがまたやられました。形式上ではわたしが振って、彼が振られた立場になるからか「もう僕からは連絡とかしないから」って言われたのもこたえましたね。もう戻れないんだなあって。友達関係でいられなくなるなら、生半可な気持ちで付き合うんじゃなかったなあって。
学祭の日にサークルで顔を合わせても、なんも言葉は交わさなかったし、付き合った時と同じように別れたんだっていう話が回るのも早くて早くて、何も話してないのにみんなが気を遣ってくれてるのが手に取るように分かって耐え難かったです。

そんなかんじで。
彼の誕生日前に振ってしまったことも含めて、なんかすさまじい罪悪感に苛まれたんですよね。肩身の狭さ。悪者感。
自分で自分がかわいそうになっちゃって、気付いたら彼に連絡してました。「最後にデートしてください」
たぶん初めてわたしから誘ったとおもうんですけど、振った女が振られた男を誘ってるわけだから微妙かなあともおもうんですけど、意外に簡単に釣れてくれちゃったわけです。さっくり日付と待ち合わせも決まっちゃって。
わたしが誘ったからっていうのもあるんですけど、基本的に「彼氏」体質なんでやたら緊張しつつも張り切りました。
それなりによさげなレストランでコース予約して、バースデーサプライズこそ男性はされるのが微妙と聞いたのでやめましたけど、一時間以上前に現地行って下見までしましたし。別れた彼氏だけど、彼から今まで貰ったどんなものよりちゃんとしているプレゼントも買いましたし。
席が7-9時だからご飯食べ終わった後すこし時間もらって、カフェでも寄ってレストランサプライズ代わりにケーキを買おうかな、そこで最後に付き合ってくれてありがとうってちゃんと行ってプレゼント渡そうかな、とか段取りまで考えて。
こんなに異性と会う時にオーガナイズしたことなかったから、すごい緊張しました。でも、自分から誘ったし、ある意味自分が出来るしてあげたいこと全部やってスッキリしたかったんですよね。自己満足ですけど。自分の考えたプランを全部して、何の引け目もなく別れたいって思っていました。最初で最後の、わたし企画のデート。

結論から言うとね。
プラン通りには進みませんでした。
シナリオ通りになんか進まないって分かってたけど、にしたってシナリオ総崩れでした。そういえばそういう相手でした。
わたしが待ち合わせ時間よりずっと早くいることも、お店押さえてあることも、コース予約してあることも驚きながらの入店。
席ついてから、もう、ほんとに喋る喋る喋る。とにかく喋る。わたしとのご飯が緊張するのか、人と話足りないのか分からないけど、出るわ出るわしょーもない話と文句と愚痴と自慢。誘った立場だけどなんの話も出来ない、させてもらえない。会話の主導権はずっと彼、たまに「〜やろ?」って聞かれた時だけしか話すタイミングを貰えずに、気づきたらライブMCと観客のような立場に。あまりに喋るので、彼の食事が進まない。大食いの私と小食の彼、彼の箸が進むのを適当な相槌を打ちながらひたすらに待つ。
予約した私しか知らないことですが、電話予約では9時までの使用であった席、彼の食の遅さと話の多さで9時半頃まで使わせていただきました。
食べ終わる頃にはもう一緒にいるのが辛くなってしまって、二軒目に行こうなんてとてもじゃないけど言えませんでした。わたしが払うというのをとてつもなく嫌がりましたが、なんとか抑え込んで全額出しました。もしかしたら料理がとんでもない額だと思ったのかもしれないし(値段は言ってないけど全く高くない)、単純に見栄っ張りだから女に払われたのが気に食わなかったのかもしれない。だけど、わたしの自己満足だから、「普通にありがとうって言え」と言っておきました。
結局ふたりでふたりの似非恋愛を振り返ることもなく、むしろこの世の中で最もどうでもいいような話ばかりを聞かされて(家の駐車場が停めにくいんだとかアウトレットに行きまくっているだとか)、誕生日を祝うわけでもなくそのまま駅に向かいました。「なんで今日誘ったん?」の質問には、内心おまえの誕生日を祝おうとしたからだよ、と答えつつ、「いいじゃないですか!」としらばっくれて。
電車に乗る間際に、じゃあこれお誕生日おめでとうございました!と一言言ってプレゼントを押し付けて「だから(誘ったん)か!」と返され、じゃっ!と電車に乗り込んで、最後のデートは終わりました。

シナリオ通りにはいかなかったけど、そもそも彼相手にそんなことができるわけがなかったんだということに気づきました。
わたしはやるだけやった、でも、向こうが何倍も上手だった、そうとしかいまは思えないです。
とりあえず、もう自己満足はしてるので、罪悪感0。これ以上思い残すことは何もないので、よくわからないこんな恋愛もやっと終わらせられたと思います。
やっぱり私と彼は最初から一緒になるべきじゃなかったんだなあと思えたって意味で、最後にデートしてよかったかな。罪悪感滅ぼしに、コース2人分5000円プラスプレゼント4000円。高くついたけど、まあやるだけやりきったからよしとします。

とりあえず今回学んだことは
私は聞き上手が好きだということ。
話させてくれる人と一緒になりたい。
穏やかな大人な男性、いつか見つけることができますように…!